新婚夫婦の日々〜年間330万円貯金、10年後に3000万円貯金目指す〜

主婦3年目。パート。貯金の鬼。わが家の大蔵省。ペットが欲しい。主に家計のこととか家族のことを書いてます。

少額訴訟パート4

 

 

裁判編です。かなり緊張しながら裁判所へ行くと、個室みたいなところに通される。で、裁判官の方と書記官の方と私だけで裁判が始まり、結局相手は裁判に来なかったので欠席裁判で勝訴しました。まあ当たり前か。仮に相手が来てたとしても勝訴してたと思うけど、顔見たくなかったしよかった。

で、とりあえず勝ってほっとしたけど戦いはここからですよ。お金を回収しないといけません。正直こっからが長かった。今も絶賛回収途中だからな。長い長い戦いですよ。

 

 

後日、債権執行の手続きをしに裁判所に行き、まず仮差押してた銀行の債権を回収。これもかなりのスローペース。しかも差押えた口座に定期預金があって、それは一年先じゃないと解約できないそうな。まじで迷惑。

ちなみに、仮差押するのに約8000円ぐらい費用がかかったけど、これは相手に請求できませんでした。残念。

口座のお金だけじゃ足りないから、給料も差押えの手続きをしました。これにも費用がかかったり、法務局で必要な書類取り寄せたり手間がかかったけど、この時の費用は上乗せして請求できました。で、相手の勤務先の経理だかなんだかの人から電話が来て、次の給料日に全額払わせますと。本当は会社の人が給料の3割を毎月私に振り込むって決められてるけど、もう巻き込まれたくなかったんだろうな。無事残りが振り込まれました。

 

 

で、最後に訴訟額確定処分っていう手続きをして、訴訟にかかった費用を請求して、これもなかなか応じてくれなかったけどまた勤務先通して回収するって伝えたら自ら払ってくれました。これで終了。

 

 

ただ、口座の債権執行手続きをするときに、一緒に転付命令っていうのをしておけばな、っていう後悔を今でもしている。口座の債権執行をするときは転付命令も一緒にするべきっていうのを後から知って、それだけが今回の一連の流れで後悔すべき所です。めちゃめちゃ悔しい。

転付命令っていうのは、今回みたいに、口座に定期預金が含まれてた場合、解約時期を待ってる間に相手が自己破産したり、他の所から差押えされたりしたときに回収し損ねるリスクを防ぐためのもの。

定期の解約時期がまだまだなんですが、その間に自己破産されないかビクビク。自己破産ってこの世の終わりみたいな人がするもんと思ってたけど、調べてみたらゆるいゆるいもんで、誰にもバレないし、クレカ作ったり分割系の審査通らないだけで、しかも5年経ったらブラック状態も消えるし、それで多額の借金がチャラになってまじでメリットしかないやんって思った。この国は借金する人に甘すぎな。まあそんなクズ人間に貸す方が悪いってことね。ごもっともだわ。にしても甘すぎやしませんか?ア◯ムとかさ、そんなんでよく成り立ってるよなって思うけど、借りるだけ借りて勤務先変えて住所も変えたら絶対逃げれるよ。今回の裁判騒ぎで私が学んだことはこれ。簡単に逃げれると思う。平気で逃げてる人いっぱいいると思う。ずるいんじゃないか?って思うけど、旦那さんにそれ言ったら、消費者金融とかクレカの借金を飛ばそうとする奴なんてそうそういないんじゃないか、って言われた。そうか、、、。っていうか私にそんなん関係ないわな。ずるいとか考えても無駄でした。

 

 

ってことで、定期預金の分のお金を無事回収できたら本当の本当に解決です。結果的に仮差押もやってよかったし、裁判もしてよかった。この仮差押が本当に厄介で、雛形を探しても出てこないし、裁判所の人も仮差押という制度自体は聞いたことあるけど実際にした人がいないからよくわからない、っていうことを言われました。

いや、仮差押をしないと財産隠されて終わりやん???裁判所から裁判するよ、っていうお知らせが来たら普通ネットで調べるやんか。で、裁判所から書類が届いた人がすべきこととかいって、まず財産を隠すとか書いてあるのよ。もうちょっと調べたらすぐ出てくる。新しく口座作ってお金移しましょうとかって。

仮差押絶対するべきと私は思う。ただ、かなりめんどくさかった、、、これが。雛形がないから、法律の分厚い本とか借りてきて、それっぽいもの拾って、自分で10ページぐらいの書類作って、何回も裁判所持ってって書き直したり色々してって、本当に心折れかけた。

これでもし空振りに終わったら心折れてたなあ、、、。成功したのは本当に奇跡でした。

仮差押にしても、転付命令にしても、裁判所の人は次これをして、これもやったほうがいい、とか一切教えてくれません!!!ここ重要!!!

ぜーんぶ自分で調べた。転付命令も、そんなんする人見たことないからちょっとわかりませんって言われた。逆になぜする人がいない?????意味わかんないよ?????って思ったけど。

 

 

てことで、圧倒的情報量の少なさで、ここまでやり遂げた私、自分のことながらかなりすごいと思う。大前提として、お金をそうやすやすと人に貸すなんて人はまあ稀であると思いますが。でも知恵袋とか見てたら、お金貸して返ってきません、どうしたらいいですか?っていうお悩みもいっぱいあったけど、なんかカスみたいな解答ばっかりで全く参考にならんかった。貸したほうが悪い、返ってこないと思って貸さないとだめとかさ。いやそんなこと聞いてねーしって。

でも、お金返ってきたから、ああいい経験やったな、で終われたけど、運が良かっただけで、本当に泣き寝入りするしかなかった可能性もあったと思うと辛いね。とにかくしょうもない理由で借金作る人間とはもう関わりたくない。今回のことで痛いほど学んだから、お金は100円であっても人に貸すのはやめようって思いました。本当いいことないよ。

 

 

 

って、長々と書きましたがこれで終わりです。書こうか迷ったけど、こんな馬鹿なエピソードがどなたかの参考になれば幸いです。こんな重い裁判系ではないけど、役所系でもう一個似たようなエピソードあるからそれも書こうかな。ってことで誰得シリーズ、次の章へ続きます〜。