新婚夫婦の日々〜年間330万円貯金、10年後に3000万円貯金目指す〜

主婦3年目。パート。貯金の鬼。わが家の大蔵省。ペットが欲しい。主に家計のこととか家族のことを書いてます。

少額訴訟パート3

 

 

仮差押をした話です。仮差押っていうのは何かというと、裁判やるよっていうのが決まってから実際に決着がつくまでの間、財産を隠されない(預金を引き出して口座を空にするとか、勤務先辞めるとか)為に、仮に差押えすること。ただ、勝つことが決まってない段階で相手の口座を差押えたりすることはリスクが高いので、担保金っていうのを積まないといけませんでした。額は内容の勝訴率で決まるらしいけど、(訴訟額の1〜3割)私が納めた額は最大の3割で、え?私負ける可能性あるの?????ってめちゃめちゃ不安になった。不安すぎてふわふわしたまま法務局に担保金預けに行った。口座と給料も差押えするつもりしてたけど、給料を差し押さえるのは万が一私が負けたら相手にダメージがでかすぎるから認められませんでした。ということで口座だけ。それも、給料日を見極めて、給料日に差押えをしてもらうように調整しないと口座にお金が無い(空振り)状態で終わっちゃうから、これもめちゃめちゃ気を遣った。

それとなく給料日を聞き出し、(もう心理ゲーム)給料日に差押えをしてもらうよう銀行に相談し、でも給料は夜中0時になったら口座に振り込まれるから、そこで全額引き出されたら終わりやし、もう一か八かで祈るだけ。結局5万ぐらいは引き出されちゃったけど、20万ほどはここで仮差押できました。

ここらへんさらっと流れだけ書いてるけど、実際は銀行とのやり取りはスローペースでしか進まんし、裁判所にも何回も通う必要あったし、休日はもちろん空いてないからその分遅れるし、焦って焦って1日に2回通ったこともあったなあ、、、。決して家から裁判所は近くないですよ。バス代払ってられんから、自転車で行ってた。あの頃の自分思い出すと泣けてくる。っていうか行動力えげつない。

 

ここで私が本当にラッキーだったポイントは、相手とはかろうじて連絡が取れたこと、借用書を書いていたこと、口座と勤務先がわかっていたこと。この中の一つでもかけてたら全然無理でした。相手は私のラインをブロックもせず、連絡をしたらかろうじて返してくれてました。頭悪いんか???っていうような返信や、いらいらイライラさせられる返信ばっかりでしたが。

裁判所の方々は基本的にドライで淡々としてたけど、ちゃんと接してくれて、親身になってではないけど決して邪険に扱われたりされなかったことが最大の救いでした。

それと、私みたいな小娘がひとりで毎日裁判所に真っ青な顔して通ってて、中でめっちゃ噂になってたと思う。めちゃめちゃ通ったけど、裁判所の中で私ぐらいの年齢の人見たことないから。弁護士風の人ばっかりやった。まあ普通は弁護士つけるわな、、、。私は最初から最後までひとりでやりました。旦那さんには裁判する、とだけ言って、他の人には一切言わなかったし相談もしなかった。旦那さんは最初から最後まで深くは聞いて来ず、そっと見守ってくれた。本当に頭が上がりません。私のせいで夫婦のお金失ったのに。一回も微塵も責められたことない。裁判所への送り迎えや、裁判の日も何も言わずに待っててくれた。話脱線したけど、とにかく旦那さんと結婚できてよかったよ!!!!

 

そんで、無事仮差押できて、ここの段階では相手は裁判になってるっていうことはまだ知らされておらず。自分の口座が差押えされてるっていうことをまず知ることになりました。で私に連絡が来る。お金が引き出せないと。なんかしたんか??と。そこで私は、裁判して本当に勝てるのか、もし負けたらどうしようってめちゃめちゃ不安で気が気じゃなかったから、公正証書の作成に応じてくれたら差押えを解除するし、毎月分割で滞りなく払って行ってくださいと交渉をしました。それでいいよってことになり、今度は公証役場に出向き、公証人の方と話を進める。で、この公証人がまためちゃめちゃ良い人で、弁護士でもないのに、提出した借用書とか見てくれて、これ勝てるよ!大丈夫!勝訴の判決もらってから公正証書作った方がいいし、先に相手に委任状と印鑑証明書送ってもらっといて、と言われました。

ここで私は肩の荷がちょっと降りてすっとしました。公証役場でも私は相変わらず浮いてて、公証人の方もここまでひとりで準備したことを偉いって言ってくれた(褒められたもんではないですが)。

で、この時点で年末で、裁判の日まで一ヶ月切ってて、早く進めたいのに相手が印鑑証明書送るのが遅すぎたり、まじで意味不明やけど押した印鑑と印鑑証明書の印鑑が違って送り直し、とかそんなしょうもないことしてる内に裁判の日になりました。

 

次回、やっと裁判編。